1957-02-14 第26回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第3号
それで、人員が減っておるにかかわらず経費がふえておりますのは、三十二年度におきましては、引揚者の連名簿の整理のために一千百万円、それから個別引き揚げの運賃の単価引き上げ、それから中共引揚者に対する特別帰還手当、こういったものを見込みましたための増額でございます。
それで、人員が減っておるにかかわらず経費がふえておりますのは、三十二年度におきましては、引揚者の連名簿の整理のために一千百万円、それから個別引き揚げの運賃の単価引き上げ、それから中共引揚者に対する特別帰還手当、こういったものを見込みましたための増額でございます。
この前から差し上げております例の特別帰還手当というものは、半ばはそういう服装等から出た問題だもんでございますから、ああいうことから考えましても、帰られまして当座のところは、大体しのぎはつくんじゃなかろうかと思います。なお、その他いろいろな応急物資のことなどは、これは従来の通りでございます。
○田邊政府委員 先ほど私が申し上げました特別帰還手当と申しますのは、今年の帰還者の中の、抑留者でお帰りになった方に対しては特別に帰還手当を差し上げるように、年度半ばから実施した、こういうことを申し上げたのであります。
ただいまの御報告にもございましたように、十年間全く自由を束縛されて抑留されておられました方々の心身の御苦労は、並み大ていではなかったことはよく私どもも了解いたしておりますので、特に本年度に入りましてからは、従来の帰還手当の上に特別帰還手当を一万円加算いたしまして、近くお手元に渡るような手配を今いたしているわけであります。